2014年12月8日月曜日

2014年12月8日 塔ノ岳1491m-ドラゴンの背中な表尾根【丹沢】

新年あけましておめでとうございます。
ようこそ2015年〜!
今年もたくさんの出会いと感動と発見に溢れた素晴らしい1年になりますように。
わたしに関わって下さっているみなさま、今後かかわってしまうかもしれないみなさま...
本年もどうぞよろしくお願い致します!!

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新しい年が始まりましたが、Blog更新のサボリ癖がついてしまったわたしはまだ2014年分のレポートを書いております。
あと4件分残っていますので、みなさまどうかお付き合いをお願い致します。笑

今回は12月のはじめ、久しぶりにちゅーたママの登場です。
どうやらこのBlogを通して母の生存確認をしている方が数人いらっしゃるそうで...笑
そんな母のご友人のみなさまお待たせしました〜
それでは、久々のやまのぼりにわくわくしている母を連れてのねずみ親子の珍道中のはじまりです。


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ゆっくりと自宅を出発したため、ヤビツ峠に着いたのは10:00すぎ。
起点となる秦野駅からヤビツ峠までのバスはかなり本数が少ないため、今回はタクシーにて移動です。
(40分/5000円くらい)

 せっかくタクシーに乗ったので、ヤビツ峠バス停より先まで行ってもらいました。
バスで行った場合、ここを約20分ほど歩いて行かなければいけません。
ここにもトイレがありますので、バス停トイレが混んでいる場合はこちらに来てしまった方がスムーズかも。

 さて準備を整えて、ストレッチもしっかりと。笑
看護士の母がこのストレッチをやまのぼり前にしているので、この動作は効果的なんだと思います。

ちゅ『お母さん、2ヶ月ぶりの山だし荷物重たければわたし背負うよ。何か入れるものある?』
母「あら、うれしー!じゃ、お酒いれてくれる?」

と、取り出したのは720mlのボトルに入った白ワイン。
えっ...多すぎじゃない?今日って日帰りだよね?なんで容器入れ替えてないの...?むしろこんなにいつ飲むの?笑
疑問は多々ありましたが、とりあえずボトルワインと母の予備の500mlの水をわたしのザックに詰めていざ出発〜!!

 だいぶ遅めの10:20スタート。
ヤビツ峠〜表尾根〜塔ノ岳〜大倉尾根〜大倉のルートは標準で約7時間かかります。
なので今日は休憩なしで17:20、休憩いれて18:20に下山予定ということ。
日没は16:30なのでヘッデンコースかな〜
できれば暗くなる前に山を抜けたいと思うので、頑張って行きましょう!

 まずは展望のきく尾根に出るまで樹林帯の登りをウォーミングアップがてら頑張ります。

 足元は立派に育った霜柱や、霜がおりて白く凍っています。
これが融けはじめたらべちょべちょ地獄のはじまりだ...

 約30分ほど登ると、徐々に展望がきいてきます。
後ろを振り返れば大山とキラキラと輝く海が広がっています。
もっと先に進んだ方が素晴らしい景色が待っているので、まだまだ頑張って登りましょう!

 登山口から登ること約40分、二ノ塔に到着です。
テーブルベンチが多く設置されていますが、次の三ノ塔までそんなに時間はかからないのと何より景色が良いので休憩するなら三ノ塔がオススメです。

 向こうに見えるピークが三ノ塔。
ここから下って、登り返しです。

 丹沢は....階段が......多い!!
整備されていてとても綺麗なのですが、歩幅が合わない階段が続くと疲れがたまる〜!

 そしてこのあたりから、べちゃべちゃ地獄の始まりです。
滑るし、靴は重たくなるしでサクサク歩けない。笑

 11:20 三ノ塔に到着。
売店もありそうな綺麗な小屋がありますが、ここは避難小屋です。

三ノ塔からの展望。
ずーっと向こうに見える塔ノ岳...から延びる大嫌いな大倉尾根。笑
東丹沢の山々を見渡せるので、ついゆっくりしたくなるけど登りはじめて1時間くらいなので先に進んでしまいます。


 三ノ塔からザレ場の急下降がはじまるところにお地蔵さんがいます。
冬支度もされていてとても暖かそう。

 三ノ塔から烏尾山、行者岳、新大日、塔ノ岳と続く表尾根のトレイル。
ドラゴンの背中を見ているみたいです。
ずっとこの景色を眺めながら歩けるのかと思うとテンションもあがりますな!

「え〜っ、あと6時間も歩くの〜?母さん山歩くの久しぶりなのに...」とぶーぶー言っていた母もご機嫌になってきましたよ。笑

 三ノ塔からの急下降を終えたあとは、烏尾山までひたすら登り。

 とにかく三角!
烏尾山荘は遠くから見ていても目立つ。
ここも展望がとても良く、簡易トイレが設置されています。

 公園のように広がる、平坦な尾根道。
でもとにかくべっちょべちょなので気持ちよく歩けなかったのが残念。
この時期は仕方がないですね...
雪がしっかり積もるまでのがまんがまん。

行者岳の写真がなぜかなかったのですが、烏尾山からまた下って登り返した先にあるのが行者岳。
行者といえば...この表尾根って修験道なんだよね。
先週の七面山から、修行なやまのぼりが続いてるな。笑

行者岳からは少し鎖場も出てきます。
足場も鎖もしっかりしているので、特に危険箇所はありません。
ただ、人気の表尾根なだけに鎖場渋滞が起きる事が多々あるそうです。
平日ハイカーのわたしは渋滞とはほぼ無縁ですが、山渋滞って考えただけで嫌だなぁ〜

 ご満悦の母。
奥に富士山も顔を出してます。

 ご満悦のあとは無言の登り。
テンションのアップダウンが激しいな〜笑

母「お母さん、自分のペースでいくから先に行ってごはんの用意してて.....」

ねずみ親子の毎度おなじみ、2人で来ているのに別々で歩くスタンスが発動です。
そいでは、先に行ってごはんの準備をはじめていましょうかね。

 新大日までの登りもザレてるのとベチョベチョのミックスで歩きにくかった〜。

 新大日にわたしが到着した15分後、母もゴールイン。
ここはほぼ展望がないのですが、樹林に囲まれ風もないのでここでお昼ごはんタイム。
すでにお湯をわかしてスタンバイOKなので麺を煮るぞ〜

 ラーメン大好きな母には、今日は辛ラーメンをチョイスしました。
揚げと椎茸と、どっさり葱をトッピングしてさしあげました。

母「こんなに食べれないわよ〜」
って言っていたくせに、ぺろりとたいらげていました。

 わたしは大好きなさつまいもの天ぷらを麺つゆで煮て、大根おろしをどっさりと。
揚げ物が好きすぎて困る。

 そして案外無くなる白ワイン。
寒い時期はあたためて飲むので、アルコールも飛ぶからか進んでしまうね。
母はお酒が強いです。
わたしは最近弱くなった疑惑がかかっています。

 30分ほど休憩したら出発です。
見よ、この泥がついて重たくなった靴を。

 新大日を下りはじめたところで、ひとりで歩くアサミちゃんと出会う。
彼女もこのあと大倉尾根をおりて行くとの事で一緒に行く事にしました。
もし日没で暗くなったらひとりじゃ心細いもんね。

 さぁ!塔ノ岳まであとすこし〜!

 最後の登りをはじめる前に、振り返って今まで歩いて来た道を眺める。


 そして14:15、塔ノ岳に到着です。
母ははじめての塔ノ岳。
去年の今頃、大倉から鍋割山〜塔ノ岳に山納めに来たのですが訳あって塔ノ岳をスルーしたんです。

訳というのは......行きの駅の階段で母が転んで、ずっと胸や手首が痛いなぁ〜って言っていて。
とりあえず鍋割山には登ってみたけれど、疲れちゃったし塔ノ岳はやめとく〜って事になり下山後に病院にいったら骨折していたという...。笑
骨折した状態でよく登れたね...むしろよく鍋焼きうどん完食したよね。笑

 富士山はちょっと雲に隠れちゃった。

 あっちは蛭ヶ岳、丹沢山。

 さぁ、大嫌いな大倉尾根にとりかかりますか。

 前に来た時にはなかった迂回ルートが設置されていました。
木道が霜で滑るから気をつけてね。

 大倉尾根は嫌いだけど、下りに使う分にはまだマシ。
それに立花山荘付近から見えるこの景色は結構すき。

 ひたすらの下りを無心で。
堀山の家にあったきゅるんとした目の小人に、すこしイラっとして。笑
うしろにはたくさんのキティさん。

 あらら、日が暮れる。

 日没まであと30分ほど。
でもあと30分くらいで大倉のバス停にたどり着くぞ!


 もうすぐ太陽の出番もおわり。
今日も1日おつかれさま〜

途中、足を引きずりながら木の枝を杖代わりにして下りている男性と遭遇。
久々の登山で足がやられた〜とのことで痛み止めのお薬を渡して、ヘッデンを持っていないとの事だったので予備のヘッデンをも渡しました。

 そして民家エリアに無事到着。
ヘッデンはなんとか使わずで大丈夫でした〜。

 17:00 大倉バス停に到着。
バスが来るまでの間に、洗い場で靴の泥を落としていると先ほどの男性も無事に到着。
ヘッデンの回収も完了です。

バスに乗って渋沢駅に向かう20分の間に、一緒に下山したアサミちゃんと連絡先をしっかり交換。
平日登山もOKだよ〜との事で、貴重な平日女子ハイカーのお友達をGetしました♪

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今日は母の久々やまのぼりだったのに、気持ちのいい稜線歩きと良い景色を堪能して欲しくてちょっとロングコースを選んでしまいました。
頑張ってもりもり歩いてくれてありがとう〜!
やっぱり母は、一緒に歩いていてもペースがあまり乱されないので気持ちがとても楽です。
そして毎度毎度わたしにしっかりついてくるのは本当にパワフルだなぁと驚かされます。笑
体力で負けないように、娘も頑張らなければ!!

そしてヤビツ峠〜表尾根の稜線ルートは、近郊登山とは思えないほど素晴らしい景色が広がっていてお気に入りになりました。
歩きごたえもあるし、ちょっと長めに歩きたいな〜って思ったらまたここをチョイスしてしまうかも。
ヤビツ峠のバスは16時台で最終なので、ヤビツ峠からスタートする事をおすすめします。

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○コースタイム
登山口(10:20)---二ノ塔(11:00)---三ノ塔(11:20)---烏尾山(11:55)---新大日(13:05)---休憩40分---塔ノ岳(14:15)---駒止茶屋(16:15)---大倉バス停(17:00)

○アクセス
行き/秦野駅からバスでヤビツ峠バス停(今回はタクシー使用)
帰り/大倉バス停からバスで渋沢駅

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